宇治香園について

江戸時代から お茶ひとすじに

1865年、江戸時代のこと。

宇治香園は山城國(現在の京都府)に生まれました。以来150余年、茶の姿を追い続け精進を重ねております。それはまさに茶に魅了された歴史でありました。

誰かが誰かにお茶を淹れ、味わいながら会話を交わす。また、大切な誰かにお茶を贈る。その時に生まれる和やかな輪が、やわらかくやさしく広がってゆく。

この素晴らしい魅力こそが、わたしどもが届けたい茶の姿です。

ひとしずくのお茶に

雪がちらつく日、お寺に参ったときのことです。参道の脇より湧水がほとばしるのを眺め、不思議な気持ちに駆られました。 急須の先からこぼれ落ちるお茶のしずくと、大地からの湧水が重なり合って見えたのです。

地層深くより押し出される湧水は大自然のエネルギーそのもの。同じく茶葉も大地より水や熱や養分を吸い上げ、「お茶」となって私たちの前に姿を現します。大自然の力を葉先にまで宿している「茶」は、一般に知られるよりも、はるかに大きな力を秘めているのではないでしょうか。

そんな思いを巡らせました。

「茶」そのものを伝える

お茶をひと口含んだ時の先味、中味、後味、余韻。その味わいは、寺の鐘の音が「ごおぉぉぉぉんんん…」と響き広がり、やがて小さく消えてゆく体感とよく似ています。そして、この「響き」の長さや奥ゆきを調えるのが茶師の仕事です。

例えば、当園の「煎茶 清風」は、茶師が複数の茶園の茶葉を組み合わせ、長年変わらぬ風味を創り続けています。毎年異なる茶葉の仕上がりを見極め、最適なブレンドと焙煎を選び、 100余年継ぐ味を届けるため全神経を集中させる。歴代の茶師たちは、1年とて同じ天候がない中で、くりかえし「煎茶 清風」の「響き」を送り出してきました。

お茶の味わい、その「響き」とは目に見えるものではありません。味わうその人の体感であり、まさに自然のエネルギーを心身に感受することかと思います。このような茶本来の姿を味わいに乗せて広げゆく先に、よろこびの和が生まれる。わたしどもはこれからも、そのつながりを支えつづけてまいります。

お茶は、もういちど家族が集まるきっかけ。
子供がよくしゃべります。
心があったかくなります。
やさしくなります。

お茶の魅力って何ですか?という質問に
当社女性スタッフが答えてくれた言葉

“TEA REVIVES THE WORLD”

「お茶が世界を再生する」
MacDonald Gill (1884-1947)イギリスのデザイナー/建築家

茶のこころを世につたえ
よろこびの和をひろげます

宇治香園社是